【何と言えばいいか迷ってる人必見!】美容師・美容室を辞める理由5選!【本音と建前】

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【何と言えばいいか迷ってる人必見!】美容師・美容室を辞める理由5選!【本音と建前】

私自身、下積み期→スタイリスト期→店長期→ママ美容師期までの20年間の美容師人生において、

数え切れないほど辞めたいと思ったことがありましたし、今もやめたくなる時はあります。

そして同様に、後輩がいる立場になってからは、期待していた後輩から、

辞める、辞めたいという相談を受ける立場にもなりました。

両方の立場を経験した私が今までに見てきた、美容師が退職を決意する本当の辞めたい理由5選と、

上司に伝える時に言う、辞めたい理由5選

を振り返り、以下のような

辞めたい美容師
辞めたい美容師
  • 美容師・美容室を辞めたいんだけど、なんて言えばいいのかな、、、
  • みんな実際なんて言って辞めてるのかな?
  • なんて言ったら引き止められず、円満に辞められるのかな?

お悩みをお持ちの方が、辞めたい本当の理由(本音)をふまえつつ、上司には何と伝えればいいのか(建前)を考えていきたいと思います!

「本音の」辞めたい理由5選

①人間関係が嫌

最近では、パワハラ問題もありますので、どこのサロンも昔ほど練習の際にキツイ指導をしたり、怒鳴ったりなどはなくなってきたかと思いますが、慢性的に人員不足の続く美容業界において、営業中の忙しい時はどうしてもピリピリと緊張感が走り、時間に追われます。

アシスタントは目まぐるしく先輩から指示を受けて駆け回りますが、ピリピリモードの先輩から高圧的な態度を取られたり、八つ当たりのような態度を取られてしまう場合も、多々あるのが現状です。

必死にやっているのにそのような状況になると、精神的なダメージも大きいです。

感情的になりやすいスタッフは、基本変わりません。割り切って聞き流すか、もう限界だと思ったら、さらに上の上司に相談し、退職するしかありません。

スタイリストになった後も、技術も接客も人それぞれなので、意見が対立したり売り上げでも競争になる場面もありますし、なかなかほんわかした雰囲気でみんな仲良し~♪とはなりにくいです。

男女ともにスタッフが多い美容室だと社内の恋愛・不倫トラブルなども少なからずあったりしますしね。。

人間関係が最悪…ということが、辞めたい理由のトップになる美容師さんも多いのではないでしょうか。

➁手荒れ

手荒れも、本当に辛いし、荒れる人がとても多いです。

薬剤も昔より優しくなってたり、処方されるお薬もいろいろあるのに、手荒れをする人がほとんどです。

両手肘下から指先まで、掻きむしって血も出ちゃって、ボロボロ。掻くとあとが辛いから我慢しようと思っても、かゆみというのは我慢がきかないです。

冬は乾燥で割れて、激痛。生活にも支障をきたし、正直メンタルもやられます。

ただ、手荒れだけで、それだけが原因で辞めるっていうのは実はあまりなくて、他の理由に乗っかってるパターンが多いので、ひどい手荒れでもずっと続けてる人が多いのもまた、事実です。

③激務

年末や卒業シーズンなどの繁忙期ともなれば、朝から晩まで予約で びっちり。

予約じゃないお店は、数時間待ちます!と伝えてもお客さんが待っている状態。

アシスタントは永遠のシャンプー&カラー地獄。

お昼ごはんは食べられない。休憩一時間なんて夢のまた夢、、、

美容室の性質上仕方がないことに、そんなお店も多いのではないでしょうか。

ましてや美容業界は慢性的な人手不足です。息をつく暇もないような忙しさのなかで、

「なんて仕事に就いちゃったんだ、私…。」と思う人も多いです。

私もめっっちゃそう思ってました。

④拘束時間が長い

これも、サロンによるとは思いますが、どうしても長くなりがちな業界だと思います。

理由はやっぱり、練習のための時間が必要なこと。

営業中も暇があればできますが、現実、それだけでは到底補えません。

もちろん、そこは入社前にも確認され、「それはもちろん頑張ります!」みたいな感じで入っても、

実際働いて、精神的肉体的に辛い日もあるなかで、営業後練習、、、となると

…もう無理かも。

と思い詰めてしまいます。

⑤給料の安さ

これは、入ってすぐのスタッフというより、中堅より上のスタッフに多いです。

ある程度技術も身について、仕事のボリュームも増してくると、

搾取されている感が強くなり、独立を考えたり、より善い条件の職場を探したりするようになります。

美容室に勤務する時点で、どこに行ってもそこまで極端な収入の差はないですが、業務委託やシェアサロンなど、働きかたや報酬システムの違う業態もあるので、

今よりも給与・待遇の良いサロンや、より働きやすく自分に見合った報酬が得られそうなサロンへの転職を考える美容師は多いと思います。

あとはそもそも技術など身につける前に、美容師業界から去る人(最短で初日の勤務数時間でいなくなる人もいます笑)も、本当に多いです。

他の職種と比べたり、上記のような先輩スタッフを目の当たりにすると、美容師という職業に希望を持てなくなるからでしょう。

「お店に言う時の」辞める理由5選

①手荒れ

手荒れのレベルが誰が見てもひどいようなスタッフは、あくまでも、「手荒れのせい」で辞めたい。と伝えてきます

「手荒れさえなければ、もっと美容師を続けていけたかもしれない。」というスタンスで辞めたいと言う場合が多いです。

でも大体それだけでは無いので、詰めた話をしていくと、必ず他の理由もあったりします。

手荒れの辛さは個人差もありますし、健康上の理由でもあることから、

お店側もむやみに引き止められない理由のひとつであると思います。

②異業種への転職

アシスタントからスタイリストになるまでは、時間がかかります。

それを改めて痛感したときや、すでにスタイリストである

先輩たちの姿に、明るい未来を想像出来なかったときなどは、

美容師という職業自体に魅力を感じなくなり、異業種への転職を考えます。

アシスタントどまりで美容師資格を活かすなら、「ネイルの業界に行きたいです!」とか「アイリスト(まつ毛や眉毛)になります!」とか、エステ業界もありますね。

年齢が若くて、美容師資格はもう捨てる!というなら、アパレルコールセンター飲食知り合いのツテ、など幅広い業界を視野に入れて、再就職先を選んでいっていました。

前者なら、美容師資格は活かしつつ、「今のサロンではやってないことなので、辞めます。やってみたいんです。

というスタンスですので、美容室側は話を聞いても、お店にいてくれるように説得しにくいです。

最終的にはそっか、残念だけど、しょうがないよね。そっちで頑張ってね!となってしまいます。

後者であれば、美容室としても、美容師の資格があるのにもったいない!と、引き止めることもあるかもしれません。

高い学費を払って得た資格なので、本人だって本当はもったいないと思っているはずです。

もう少し頑張って、ある程度実績を残してからでも遅くないのでは?というように、少し説得されます。

もう美容師に未練はないんだという揺るぎない覚悟を見せるほかありません。

スタイリストになった後の場合も、美容師の待遇面(給与、休み、福利厚生など)に絶望した結果、異業種への転職を考える人は多いです。

特に家庭を持つと考えたときに「このまま美容師だと生活が厳しい」と、転職を考えることが多い気がします。

給与も低く、休みも少なく、拘束時間も長いと、パートナーや子供との生活が明るいものになるのかというと、不安になるのも無理はないです。

③地元に帰る転居する

これは、離れたところから就職してきたスタッフだったり、家庭の事情や結婚などで遠くに転居する際に言われるものです。

実際にあったパターンを挙げると、

  • 親の仕事を継がなければならなくなった。
  • 親の体調が悪化したため、実家のある地元の方へ戻る。
  • 結婚するにあたって、離れたところへ転居する。
  • 自身の体調悪化のため、地元に戻る。

などです。

家庭の事情であったり、本人の人生においても転機となる場面にあたるので、覚悟を決めたスタッフに対して、お店側から引き止めるのが難しい理由の一つであるといえます。

④改善不可能な人間関係

本音の方にもありましたが、ここでは人間関係を理由に退職を希望して上司に伝える段階なので、‶自分も努力したがこれ以上の関係改善は不可能である”という結論段階まで持っていかなければならなりません。

実際によくあるパターンとしては、

  • 「パワハラ」
  • 「上司のやり方についていけない」
  • 「(特定の)スタッフとどうやっても合わない」
  • 「男女関係のもめごとがありこれ以上ここにいられない」

などです。

この場合話し合いの場も持たれ、改善案を提案されることもありますが、もはや本人の中で結論がででいて、かつ退職を希望しているので、お店側からしても引き止めづらいです。

⑤給料、待遇面での転職

ここでの場合も、会社に伝える上では、「給料が低いから辞めたい」、「休みが少なすぎるから辞めたい」も、少しポジティブに変換した方が伝えやすいので、次のようなパターンが多いです。

  • 家族が増えるため、もっと給料(待遇)の良い会社に転職するしかない」
  • 「ローンや借金返済のために今よりも手取りを増やさなければならない。」
  • 「育児のための時間を確保したい」

逆に「待遇が良くなるのであれば、この会社にいても良い。」

という、交渉のような側面もありますが、なかなかそう簡単にはいかないので、そのまま退職になるのがほとんどです。

まとめ・結論「100%円満に辞める方法はないので、素直な理由を少しポジティブに言い換えて言うのがベスト。」

これまで私が今までの美容師人生で見てきた、辞める理由の「本音」と「建前」各5選でしたが、

結論として、全員笑顔で円満退職!というのは無理なので、

相談&話し合いをスムーズにするためにも、本音の理由を、本人からも言いやすく、お店から引き止められにくいようにポジティブに言い換えて伝えることが一番良いです。

実際に今まで、辞職していった美容師を山ほど見てきた中で感じたことは、

  • 辞めたいと感じたら、早く行動したほうが絶対にいい。
  • 「本当に笑顔で円満退職」は無理なので深く考えない。
  • とにかく一回離れてみて、また美容業界に戻ってくるのも全然あり!という心構えで実行する。

という3点です。

実際、その3点に基づいて行動できた美容師が、最も人生の時間をを浪費せずに済んだのではないか、と思いますし、後悔なく、より良い人生を送っているように思います。

ただ辞める時期に関してだけは、お店に迷惑が掛からない最低のラインで折り合いをつけるのがベストです。(状況にもよりますが)

もうとっくに限界を超えていてもうしんどい、、という方はこちらも参考にしてみてください↓

今すぐ辞めたい!】働いている美容室をいきなり飛ぶ!と、どうなるの?(実例あり)

それだけできたら、あとは自分の感覚を一番大事にしてすぐに行動すべきだと思います。

皆さんや、皆さんの周りの美容師さんが、よりよい人生を歩んでいけることを願っております。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。