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毎日ヘトヘト….。拘束時間長いのに給料安すぎじゃない??
人間関係悪すぎ…仕事しづらいんですけど….。
またクレームがきた….私って美容師向いてないのかな….。
美容師として働いていると、このようにさまざまな場面で「辞めたい…。」と考えてしまいませんか?
私も20年の美容師人生において、数えきれないほどの壁にぶち当たっては絶望する…を繰り返してきました。
そして同じような悩みを抱え苦悩し、様々な道を歩んでいく同僚、先輩たちを死ぬほど見てきました。
そんな経験や実例をもとに、美容師さんがより良い人生を歩んでいくために、
‶美容師を辞めたいと思ったときに考えるべき3つのこと”
をまとめました。
このまま美容師として生きていくべきか、ほかの業種に転職するべきなのか。
今後のキャリアをよりよいものにするために、今一度自分自身に問いかけながら考えてみましょう。
美容師を辞めたいと思ったときに考えるべき3つのこと
①辞めたい理由を明確にする
まず自分が、
辞めたいと思っている理由の中で、何が一番の理由なのか
をはっきりさせましょう。
美容の世界に身を置いていると、精神的にも肉体的にも金銭的にも追い込まれてしまって、一つ一つの問題点や自分の気持ちに気づきにくくなってしまっているということがよくあります。
美容師が退職を考える主な理由としては、
- 給料などの待遇(低賃金、福利厚生)
- 人間関係(パワハラ、いじめ、スタッフ同士の雰囲気の悪さ)
- 仕事内容(身体的負担、責任の大きさ、クレーム対応)
- 労働時間(長時間拘束、土日祝の休みが取れない)
- 技術や技術の習得に関すること(流派やスタイルの違い、技術の習得が望めない環境)
などがあります。
TOP3くらいまででもいいので、一度自分の辞めたい理由を書き出してみましょう。
あらためて、自分の辞めたい理由と向き合うことで、自分が今後の人生で何を大切にしていきたいのかが少しクリアになるはずです。
これまでの経験や苦悩をムダにせず、今後のキャリアをよりよくするための材料にしましょう!
②辞めたい理由・悩みの中身は、どうすれば解決できそうなのか考えてみる
辞めたい理由TOP3を挙げられたら、それらの理由は
- このまま美容業界にいることでは解決できそうにないもの
- サロンを移ることである程度改善されそうなもの
- 今のサロンでも、アクションを起こせば改善できそうなもの
の中でどれが一番多いのかを見てみましょう。
自分の辞めたい理由が、この中のどこに分類されるのが多いのかを確認することで
- 異業種への転職
- 他のサロンへの転職
- 現サロンで、環境改善に向けたアクションを起こす
の、どれを視野に入れて行動していくか考えることができます。
このまま美容業界にいることでは解決できそうにないもの
- 拘束時間の長さ
- 土日祝の休みが取れない
- 身体的負担(手荒れなど)
が挙げられます。
上記のどれも、美容業界においては切っても切れない労働条件といえるからです。
圧倒的にこれらの理由が多い場合は、美容の業界を一度離れてみるということも視野に入れたほうがいいですね。
サロンを移ることである程度改善されそうなもの
- 人間関係
- 労働時間や給与
- 技術の習得
などがあります。
気になるサロンに行ってみてスタッフ同士の雰囲気(雰囲気の悪いサロンはギスギス感がにじみ出ているものです)を探ってみることもできますし、
労働時間も、営業時間自体短いサロンなどを探せば必然的に短くなりますし、
給与体系もそこそこのサロンによって差があります。
慢性的な人手不足を抱える業界なので、あらためて探してみれば今より良い条件のサロンもきっとみつかります。
第二新卒やブランクのある美容師さんでも、とにかく戦力となる美容師さんを確保するため、教育や研修がしっかりサポートされているサロンもかなり増えています。
美容業界を離れる前に、もう一度自分が快適に働けそうなサロンを探してみれば、より良い美容師としてのキャリアを積んでいけるかもしれません。
今のサロンでも、アクションを起こせば改善できそうなもの
- 人間関係(店舗の異動など)
- 労働時間について相談してみる
- 収入アップのため、店販売り上げや指名料などの歩合給を頑張って伸ばす
などがあります。
- 人間関係の場合のアクションの起こしかた
- 人間関係による悩みも、上司やオーナーに一度相談してみれば、解決策を提案してくれることもあるかもしれません。
私が勤めていたサロンでも、パワハラやいじめ、スタッフ同士の争いなどは、オーナーに訴えることで、当人同士を含めたミーティングをしたり、店舗の異動を提案されたりと、なにかしらの解決案を提案してくれます。
しかし、話し合いで解決にいたることは難しかったり、店舗の異動も気まずくなる場合が多いので、まあダメもとで相談する、くらいの感覚が良いでしょう。
- 労働時間についてのアクションの起こしかた
- 労働時間についても、家庭の事情や身体的な理由などから、短縮することや休日を増やすことも不可能ではありません。業務委託やパート勤務になるなど、オーナーや上司に、一度働き方の相談をしてみてもいいかもしれません。ただし、収入面ではこちらも何らかのリスクを負わなければならないことになります。
- 収入アップのためのアクションの起こしかた(店販、指名料バック)
- 給料がもっと欲しいと思ったら、手っ取り早く歩合給の部分を上げる努力をすることで、月に数千円~数万円くらいなら上げることも可能です。
店販(商品の個人売上)は、サロンにもよりますが平均で8%~15%くらいの手当がつくと言われています。
ちなみに私が働いていたサロンは10%でした。(10万円売れば1万円もらえるということです。)
アシスタントでも、シャンプーやトリートメントの販売で月10万以上売り上げるのを見たことがありますし(ごく稀ですが)、セールスごり押しの先輩スタッフはウィッグ(かつら)なども含めて月平均20~30万売ってたりもしました。セールストークやメンタルを鍛えて、店販の売り上げが上がれば、給料は増えるし、会社からも評価されます。
また、指名料で手当てがつくサロンも多いので、接客や技術を磨いて、指名獲得の努力をするのも良いですね。
今のサロン自体は好きで、部分的に改善したいところがある場合は、自分からアクションを起こして解決することも不可能ではありません。
③相談できる人を探す
辞めたい理由が明確になったら、まず誰に相談すべきか考えましょう。
悩みの度合いや内容によって相談する相手も変わってきます。
- サロンのオーナーや上司
- 労働環境や給与などの待遇面、人間関係のトラブルを相談することで、退職を視野に入れた相談をする。
(辞めたい度 大) - 美容師仲間や同僚、先輩
- 同じ立場や境遇の人に相談することで、美容師として客観的な意見をもらう。共感や励ましを得たり、アドバイスをもらうことで、今後の行動に活かす。
(辞めたい度 小~中) - 家族や友人など
- 美容業界のことはわからなくても、生活や将来の悩みを話すことで、アドバイスをくれたり、支えになってくれたり、理解を得ることができる。
(辞めたい度 小~中) - 転職のプロやキャリアカウンセラー
- 美容師以外の仕事への転職に興味がある場合、これまでの経験や条件などを専門家に相談することで適切なアドバイスやサポートが受けられる。
(辞めたい度 大)
辞めたいと思う理由や状況に応じて、このように様々な相談先があります。
退職に向けて動き出す場合も、退職前にもう一度頑張ってみる場合も、退職後のキャリアを考えておきたい場合も、相談することで一歩踏み出すことができるはずです。
自分の精神的安定や目標を見つけるためにも、できるだけ早く相談してみましょう。
ちなみに、転職後のキャリアを相談するのであれば、美容師業界に詳しく、専門的なところがおすすめです。
美容業界出身の専属アドバイザーが担当してくれる!
まとめ・自分自身と周囲の声を聴いて、最善の行動を取ろう
美容師を辞めたいと思うのは、このご時世、当たり前のことですし決して間違っていません。
ただ、今後の選択を誤ってしまうとまた同じことの繰り返しか、今よりも悪くなってしまう恐れもあります。
自分自身に問いかけ、慎重に考えましょう。そしてすぐに適切な人へ相談して、最善の選択をしていきましょう。
もやもや悩んでいるのはもったいない!ここまで頑張ってきたことを無駄にはせず、より良い人生にしていきましょう!