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毎日毎日の長時間労働。上司のパワハラ。接客ストレス。安すぎる給料・・・
美容師を取り巻く環境には、他の職種と比べても、とにかくキツイことばかりです。
もう無理。限界。今すぐにやめたい。
でも言いにくいし、引き止められそうだし、いっそこのまま、飛んじゃおうかな。。。
こんな風に思ったことはありませんか??
私はありました。
私の場合は、結局妄想するだけに留まりましたが、実際に飛んでしまう人も、何人も見てきました。
このページでは、そんな私の経験をもとに
- 職場をいきなり飛ぶ(バックレる)とどうなるのか?
- 実際に飛んで行った人たちの経緯と、その後どうなったか(4例)
- 結局、どのようにすれば、一番良い形で、できるだけ早く辞められるのか?
をまとめ、
こんな悩みを持つ美容師さん
職場を今すぐにでも辞めたい。
辞めたいと思っているけど、上司が怖くて言い出せない。
辞めたいと言っても引き止められそうで、気が重い。
辞めるまでの間、気まずい思いをするのが嫌で、言い出せない。
周りの人に迷惑が掛かるので、言い出せない。
即日退職したくて悩んでいる方が、
飛ぶことのメリットとデメリットを知りつつ、一刻も早く確実に辞める方法を考えていきたいと思います。
仕事を飛ぶとどうなる?結論と、メリット・デメリット
結論
いきなり飛ぶ(特に音信不通)はやめておいた方がいいが、
置かれている状況や、自分の心身の状態によっては、飛んだ方がマシ。
です。
なぜなら私は実際に、いきなりスタッフが音信不通になり、何か事件に巻き込まれたのでは?
と本気で心配して、飛んだスタッフの親や知り合いにも連絡して、みんなで探しまわったことが何度もあります。
いきなりいなくなるというのは、それだけ周りに心配させる行為であるということは間違いないですし、
社会人としても、周りの信用を失います。
なので、まだ少し、考える余裕があるのなら、まずは上司に辞めたいということを伝えた方がいいと思います。
しかし、中には、言い出すこともできず、いきなりやめるなどということもできず、ずっと強いストレスを抱えすぎたせいで、鬱や、突発性難聴の診断がついてしまうほど、心身を壊してしまう人も、何人も見てきました。
そんなことになるくらいなら、飛んだ方がマシということです。
なのでこのページでは、今まで見てきた実例も挙げながら、いきなり仕事を飛ぶ(バックレる)ことについてまとめてみました。
飛ぶことのメリット・デメリット
飛ぶことのメリット
- とりあえず職場に行かなくていい。離れられる時間ができる。
- 職場にいることでのストレスから解放され、心身の平穏が得られる
飛ぶことのデメリット
- 電話やラインが鬼のようにくる(上司、同僚、親)
- 上司や親が家に来る。
- 音信不通が続くと、警察沙汰になる。
- 次の転職に不利になる可能性がある。
今すぐ離れられるというメリットはありますが、やはりデメリットの方が多いと思われます。
実際にあった美容室の飛び方
勤務中、突然いなくなる
最短の飛び(バックレ)パターンです。
今までに数人しかいませんが、入って初日くらいに「トイレ行ってきます」とだけ告げて、(テナントに入っている美容室だったのでトイレが遠かった)そのまま帰ってきませんでした。
驚いたことに、しっかり荷物は持って行っており、その後連絡がつかないパターンもあれば、連絡がついて謝罪→退職のパターンもあります。
どちらにせよ、こちらはただ唖然とするばかりで一体何が起こったかもわかりません。
入社すること自体に迷いやネガティブな気持ちを持ったままだと、いざ現実に立たされた時に「やっぱり無理だ!!」となってこのように飛んでしまうことになるので、気を付けましょう。
そもそも勤務の初日に来ないパターンもありますが、飛ぶというより出勤すらしてないのでここでは除外します。
もう行けません。と電話またはラインがくる
事前にもう行かない(飛びます)と連絡するパターンです。以下は実際にあった例です。
その①アシスタント
体調が悪くて、とりあえず実家に帰って休んでいます。これから病院を受診しようと思います。(LINE)
大丈夫??とりあえず、病院行って落ち着いたら連絡してね!
実家(もしくは近親者のところ)にいるということなので、ひとまず連絡待ちです。
(連絡なし)
大丈夫??病院どうでした??
はい、診断の結果、過度のストレスによる体調不良と言われました。これ以上続けていくのは難しいので、申し訳ないですが退職させてください。
というような流れです。
ただの体調不良かと思いきや、いまの職場で勤務することによるストレスが原因と判明し、これ以上続けると悪化してしまうので辞めたい、と申し出るパターンです。
ほとんどは「あ、単純に辞めたいんだな。」と思われてしまいますので注意してください。
場合によっては少し休養期間を設けてみる提案や、ストレスの原因が何なのか聞き取り、環境の改善案(人間関係や勤務時間等)を話し合うこともあります。要は説得されるということです。
入ってまもないアシスタントであれば、この仕事は合わないかもしれないね、、、ということでそのまま退職になることも多いです。
その②スタイリスト
アシスタントだけではなく、美容業界の歴が長いスタイリストでも即日退職はあります。
思っていた条件と違うのと、社風が合わないので辞めさせていただきたいです。(メール)
ほかのサロンから転職してきた方でしたが、入って数日たったころの夜にショートメールがきて、もう明日からこないという趣旨の連絡でした。
上にかけあったところ、そのまま退職でいいよ、と指示を受けたので、
わかりました。
置いてある道具(ハサミ、コーム、ブラシ等)今日取りに来ますか?
着払いで送ってください
(は!?!?!?)
さすがに驚きました。なんでこっちがそこまでしなきゃならないの・・・
もはやあきれてしまい、いい大人に意見する気力もなく、荷物をまとめて送りました。
気まずいとしても、さすがに自分で取りに来るか、他の誰かに頼むなどしたほうが良いです。
親が連絡してきて、その後すべてのやり取りを代行する
先ほどのアシスタントの項目とほとんど同じですが、こちらはそもそものやりとりがすべて親からというパターンになります。
これはさすがに20代のスタッフしかいませんでしたが。
性格だったり、持病があるなど、美容師として働くことに不安がある場合、一番そばで見てきた親はもっと心配しているものだったりします。
その心配が的中してしまい、日に日に消耗していくこどもの様子をみかねて、親が退職のための連絡や後処理を本人に代わって行います。
または、パワハラやいじめなどがあるとの訴えを聞いて、ほぼ殴り込みのような形で乗り込んでくる場合もありました。
いずれにせよ、片方の言い分だけでは成立しないので、会社としては本人と一度話したい旨を伝えますが、そこは親も覚悟を決めて実行しているので、丁重に(?)断り、一刻も早く退職の方向へ向かいます。
ちょっと甘やかしすぎなんじゃないか、など色々会社側も思うところはあっても、このパターンの親はもう止められません。ほとんどがそのまま退職となります。
ある日突然こなくなり、音信不通
これは一番やめておいた方がいいです。
でも実際に結構います。
年代も、入ったばかりの20代スタッフもいれば、30代から40代の、こどもがいるスタッフであったり、店長クラスの人でも飛んでました。
実際の流れは以下の通りです
- 朝、出勤してこない
- 電話連絡を試みるも、応答なし
- とりあえず様子を見る(営業開始)
- 時間をおいて、何度も連絡→応答なし
- いよいよ事件にでも巻き込まれたかと心配になる
- その日のうちに、連絡がないまま次の日を迎える
- 次の日も出勤してこない
- いよいよ家に行く
- 家も不在
- 家族・知り合いに連絡を取る
- 捜索願
実際、⑥まで行くのは確率として低い(さすがに当日中に連絡がつく)ですが、数日連絡が取れない人や、最後の「捜索願」まで行った人もいました。(→県外へ逃げていて、数年後に連絡が取れましたが)いずれにせよ、半日以上全く連絡もとれないとなると、さすがに何かに巻き込まれてたりして・・と、残された方は怒りより心配の気持ちの方がどんどん大きくなってくるものです。
突然いなくなる方も、相当なストレスと苦しみを抱えてきたのはわかります。ただ、
連絡もつかず突然いなくなるのは、自分が思っている以上にめちゃくちゃ心配をかけます。
鳴りやまないほど、電話やラインがきます。
最終的には家にも探しに行きます。
なのでくれぐれも音信不通だけは避けましょう。
どうしても限界なら、退職代行でも使ってスパッと辞めた方よっっぽど楽だと思います。
まとめ・働いている美容室をいきなり飛ぶ(辞めること)とどうなる?
いきなり飛ぶ(辞める)のは、デメリットの方が多いが、置かれている状況や自分の心身の状態によっては、一刻も早く離れるべき。
今すぐにいなくなりたい(飛ぶ)くらいの状況なら、退職代行を使うのが良い。
自分の心身の状態を考慮して、一番良い辞め方を選ぼう
今まで様々な即日退職のパターンを見てきました。筆者の私自身、美容師に向いていない面が多いので、そこに至るまでの苦悩も、本当によくわかります。
辞めていった人たちのその後も、私のようにそのまま辞めていない人のその後も見て思うことは
- 無理に続けてもいいことはない。一度離れてみてから考えてもよい
- 自分の心と体を一番大事にし、壊れるくらいなら一刻も早く辞める
- 「いきなり音信不通」は後でもっと厄介なことになる
- その後のやり取りも何もかも嫌で、戦う余力が残っていないのなら退職代行サービスを使う
ということです。
我慢して働いていても、そのままでは状況は変わらず、人生の貴重な時間を無駄にしてしまいます。
なるべく早く、なるべくスムーズに、なるべく自分に負担のかからないように退職する方法を考えていきましょう。
話し合いもままならない状況なら、退職代行を使おう
‶もう心身ともに限界を超えていて、退職に向けて上司と話しあったりする余力も残されていない、気が重い”
または
‶ブラックすぎて退職を言い出すことすら責められそうで憂鬱だ”
と感じて、出口を見いだせずに悩んでいる場合は、退職代行サービスを使うのもありだと思います。
突然こなくなったり、音信不通になったりする人を今までたくさん見てきましたが、結果双方大変に面倒な事態になるので、それだったら退職代行を利用したほうがよっぽど早く、スムーズに辞められると思うからです。
これ以上辛い思いをしないためにも、利用できるものは積極的に利用しましょう。
美容師におすすめNo.1!
大変な中今まで頑張ってきた美容師さんが、より良い人生を歩んでいけることを祈っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。